刺激を求める/2023年8月

今、そこにあるヒント

 刺激を求める

夏本番!今年は正しく季節が巡ってくる感じです。
春は花粉に三寒四温。梅雨にはしっかりと雨が降り。
梅雨明けとともに蝉が鳴いて、猛暑がやってくる。
8月に入ると少しづつ秋の気配が。
なので、もうしばらく夏を楽しみましょ。

そんな今年の夏は、インバウンドの外国人旅行客が
戻ってきましたね。世界中の多くの人は旅行好き。
普段とは違いところで、日常の生活ではできない経験を
楽しむ。そんな刺激が心躍らせます。
私はちょっと事情があってしばらく海外には行けないので、
出張兼ねた国内旅行でなんとか楽しんでいます。
そして、仕事の研修でもできるだけ刺激を与えることが
できるように、いつもの仕事では関わらない人たちを
集めたり、いつもと違う階層で交わりを持ってもらったり。

これがダイバーシティですよね。
これまでの多くのダイバーシティ研修って、なぜか女性
だけだったり、今までの研修と同じ仕立てだったりで、
全然ダイバーシティじゃない。
ということで、新しい本当のダイバーシティを研修始めました。
夏なので、「冷やし中華始めました!」みたいなノリですが。
この新しいダイバーシティ研修。とっても刺激的で面白いですよ。

まずはお試しでいかがですか。

【今週の1冊】

「頭がいい人が話し前に考えていること」
2023年 安達裕哉 著 ダイヤモンド社

筆者の安達さんのブログは時々読んでいるので、期待をして
読み始めました。1時間程度で読了。
まあ、頭がいいってこういう側面もあるかな。そんな見方も
あるかな。本質的な頭の良さとは全然違うけど。
くらいの軽さで1時間くらいでサッと読むにはいいかも。
本の中の例に出ていますが、「白い服と青い服どっちがいいと思う
と聞かれたら、自分の意見をストレートに言うし、
はっきり言われたら、私のこと真剣に考えてくれていない。
と思わない人に私はなりたい。です。

ということで、さっさと読めてしまったのでもう1冊。

「ハンチバック」
2023年 市川沙央 著 文藝春秋

先日の第169回の芥川賞作品。
私には合いませんでした。以上。薄い本なので30分で読破。
まあ芥川賞って新人賞みたいなものだからなかなかいい本に
出会うことがありません。
第1回(1935年)石川達三「蒼氓」
第39回(1958年)大江健三郎「飼育」
第75回(1976年)村上龍「限りなく透明に近いブルー」
第130回(2003年)綿矢りさ「蹴りたい背中」
第144回(2010年)西村賢太「苦役列車」
は面白かったかな。

これからもたくさんいい本に出会えますように

力を抜くんだ!

訳あって中断していたスイミングを7月の終わりから再開しました
仕事を終えて、食事をとってそれからスイミング。
プールで浮いて泳いで疲れて熟睡。いい感じです。
約10ヶ月の空白があったので、再開当日は泳げるか不安だったのですが、
まあまあしっかりと体が覚えているもんですね。
ただ、長く泳げない。たくさん泳げない。
筋肉落ちてる!(体重は増えてるのに)

ということで、これから徐々に距離を伸ばしていって今年中には、
1キロペースに戻そうかなと考えています。そしてもう少し涼しくなったら
ランニングも再開して体重絞ります!体型戻します!
で、そのためにも意識することが、力を抜くこと。
力を抜いてリラックスして、呼吸を整えると体が浮いてくる。
そして体全体を大きく使うこと。
そうやって徐々に体幹を鍛えないと故障するし、長く泳げるように
ならないんですよね。と、そんなことをプールの中で考えています
どうしたらうまく、軽く、カッコよく泳げるかなーと考えていると
その他のことを全く考えなくなって、とってもリラックスできる。

そう、力を抜くんだ!
スイミングが趣味で本当に良かった。

【今週の1冊】

「カラスの親指」
2011年 道尾秀介 著 講談社文庫

この映画が好き。テンポが良くて引き込まれてしまって。
そして原作を読んでみたらこれもまた良い。
「君の膵臓をたべたい」も映画、原作ともいい感じで、
原作と映画の俳優のキャラクターが絶妙でいい塩梅。
トリックもわかっているけれど、ハリーポッターみたいに
完全に空想の世界を自分の頭で描いたあとで、映画を見ると
もう二度と自分の頭の空想の世界には戻れないけれど、
このくらいの距離感は乖離が少ないからいいのかもね。
また映画見ようかな。

コロナになりました

夏休みに入ってすぐの夕食。
いつも通り美味しいパスタを作ったはずなのに、
とても不味い。手抜きしすぎたか?と思って半分以上残して
休みについた夜から発熱しました。熱を測ると38度。喉も少し痛い。
これはやばいな。コロナかも。という味覚障害から始まったコロナ感染の
記録を箇条書きで記します。

・病院は休診でもオンライン診療が普及している
・往診してくれるサービスもある
今回は、「ファストドクター」という往診サービスを利用。
電話での問診、カードの登録から実際にドクターが来るまで
今回は、約1時間。とても良くできたサービスです
基礎疾患があるので直接ドクターに診察してもらえて安心。
コロナの陽性も確認。薬もすぐに処方。料金もとても良心的。
とても良かったので、困った時にはぜひ使ってください。
・コロナは風邪だが、ただの風邪ではない
すでに罹患した知り合いの方から情報がたくさん入ってくるので
自分はどのパターンか考えて対処できた。情報とそれに基づいた予
の重要性を実感
・そして、心配してくれているとすごく嬉しい
これが一番感じたことかも

ということで、コロナで寝込んでいましたが、とても充実した
夏休みを満喫です。

【今週の1冊】

「かのこちゃんとマドレーヌ夫人」
2010年 万城目学 著 筑摩書房

「鹿男あをによし」「プリンセストヨトミ」「とっぴんぱらりの風太郎」
の万城目学。そして「鴨川ホルモー」の万城目学ですよ。
主人公のかのこちゃんの名前の由来は鹿の子。マドレーヌ夫人は猫の名前。
ファンタジーなんですがリアル感があり、フィクションであるのには間違いないのに
ノンフィクション感。物語の構成やセリフ、人間関係の描き方が好き。
子供って不思議な力を持っていますよね。
だから子供と動物は会話できるし意思疎通ができる。
もう一度その時の感覚を得ることができたら人生楽しいだろうな。

体の機能

コロナ発症から10日。幸いにも軽症だったようで、ほぼ完全復調
しました。ご心配おかけしました。
さて、体が不調になると普段気にならないことを感じるものですね

考えごとをすると脳が酸素を欲していることがわかる。
そのために、心臓が頑張って脳に酸素を送り込もうとする。
そして肺が一生懸命空気を取り込んで酸素を作る。
肺がしっかり働くためには、穏やかな呼吸が必要。
各臓器がそれぞれの機能を最大限果たして全体が生かされる。
好調な時には決して意識しない、そんなことを感じていました。
これって、会社の組織や社会の仕組みも同じですよね。
それぞれが与えられたところでしっかりと機能する。

そして、肺が安定的に空気を取り込み続けるためには、
安定した呼吸が必要で、安定した呼吸の源は、心穏やかに過ごすこと。
コロナで熱にうなされながらも心穏やかに過ごすことができた10日間は、
とてもいい休養でもありました。
味覚障害で食欲がなくなったおかげでダイエットできたのも
ラッキーでしたけどね。

【今週の1冊】

「コンテナ物語」改訂版
2019年 マルク・レビンソン 著 村井章子 訳 日経BP社

統一企画の「コンテナ」を発明し、世界の物流にイノベーションを
起こした男の物語。くらいの気持ちで読み始めたら全然そうじゃない。
コンテナによる物流革命はその通りなんですが、そんな小さなことだけ
じゃなくて、ビジネスが全部詰まっていました。この本は読むべし

バラバラの形状の荷物をバラバラに運んでいたら効率悪いから
規格を統一したらいいんじゃない。とは誰でも考える訳ですよ。
それをビジネスにしてスケールして世界を統一していくためには、
ビジネスを大きくするためのファイナンスの知識、
すでに既得権を持っている人たち(港湾労働者の沖仲士)や
港を管理している自治体に企業、同時に同じことを始めている
競合企業や各国政府。など利害関係者だらけの中での交渉術。
そうこうしているうちにコンピューターは発達してオペレーション
変わるし、世界で作るモノもどんどん変わる。
そんなダイナミズムの中でビジネスをどのように展開していくのか
ワクワクしっぱなし。
アイディアだけで新しいビジネスなんて成功するはずないんですよね。
そんなこと考えるとビジネスって複雑で奇々怪界だからこそ面白い
珍しくビジネス本の大当たりでした。

コロナで寝込んでいる時にたくさん本を読んだのでもう一冊

「夜は短し歩けよ乙女」
2006年 森見登美彦 著 角川文庫

京都が舞台。学生が主人公。
ということで、この世界観にどっぷり浸りながら夢うつつで読んで
しまいました。京都いいよね。妖怪がいても否定できない世界が
そこには確かにある。確実にあるからね。
で、いつか森見登美彦と万城目学合作で小説書いて欲しいな。
京都行きたい

チャンスの時

社会は少しづつ、しかし着実に変化している。
そんな話をコロナになって何度か書いてきました。
そして今、3年前とは大きく変わった社会はチャンスに
溢れている。そう感じています。

その根拠は何。と問われても答えるのが難しいのですが、
コロナで世の中が変わることを感じ、どうせ変わるなら
少し先んじて自分が変わろうと心がけて、そのチャンスを
掴んだからかもしれません。
そんな気持ちでいると前向きな情報しか入ってこなくなるのかな。
認知している領域、世界が変わると見えるものが変わる。
そんな感覚です。
世の中はチャンスにもち溢れている。明るい未来に輝いている。
そう考えると心が軽くなりますよね。
そのためには・・・、もっと体を絞らないと。
さ、今日もプールです。

【今週の1冊】

「創始者等」
2023年 ジミー・ソニ 著 櫻井祐子 訳 ダイヤモンド社

イーロンマスクの話。この本も読むべし!
PayPalにテスラ、スペースX、そしてTwitter(X)・・・。
こんな破天荒な経営者が今までいたのだろうか。
その秘密がよくわかる。
そこには特別なことは何もない。自分の信じることをひたすら
やり続ける信念があるだけ。信念があるから優秀な人が集まってくるし、
去っていく。そしてそこにはそのエキスが残り続ける。
そのエキスを栄養にして新しい何かが生み出していく。
こんな人には敵わないや。けど、心踊る。何かやりたくなる。
とにかくすごいエネルギー値なんだろうなあ。

ペイパルの共同創業者マックス・レヴチンのエピソードが面白い。
学生時代に黒澤明の「七人の侍」を見て感動し25回以上見て
「経営で大事なことはすべて『七人の侍』から学んだ」と。
私はまだ3回くらいしか見ていません。
確かにマネジメント研修を受講するより「七人の侍」の方が
学びが大きいよね。経営の全ての要素が詰まっている。

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