みんなのために 2026年7月

今、そこにあるヒント
@東洋文庫ミュージアム

みんなのために

マンションのエントランスに大きな七夕飾りができて、
みんな思い思いに願い事を書いています。
外出のたびにチラ見しているのですが、なかなか興味深い
のですよ。定点観測で毎年同じ場所の七夕飾りの願ことを
集計して分析したら世の中の動きがきっとよくわかるはず。
誰かやっていませんかね。
神社の絵馬を見るのも好きなのですが、神社は神様が
はっきりしていて、「健康」だったり「恋愛」とか
「受験合格」などテーマ別に分かれているので、
目的が明確になっていない七夕飾りの方が世相を反映している
と思うのです。
そんなマンションの願い事の多くは、家族の健康や友だち
のこと関係やみんな仲良くなど、自分の願いよりみんなの
ためのこと。読んでると(通りすがりにチラッと眺めて)
嬉しくなってしまいます。
ちなみに面白かったのは「パパの頑固がなおりますように」
パパ、見てる!?
私も気をつけなきゃ
【今週の1冊】
「職業としての小説家」 2015年 村上春樹
新刊出ましたが、まだ買えていない、、、。今週末に読めるかな。
そんな村上春樹月間も一回ここで小休止。しばらく世界に浸って
いたので、生活もさっぱりしたシックなものになってきたのに、
どういうわけか現実感がなくて気がつくと奇妙な出来事が。
それも悪くないけどね。やれやれ。
これから好きなレコードを聞きかがらサンドイッチを作って
プールで泳いで悪くない1日を過ごそうかな。
と、村上春樹月間を締め括ってみます。
やれやれ。とカラスが言った。

落語の世界

芝浜が好きです。落語の『芝浜』。

何度聞いたことだろう。何人の落語家で聞いただろう。
ストーリーは同じ。オチも同じ。それなのに、その一言を聞くたびに笑って、泣いてしまう。

もちろん落語家ごとの間や口調、人物の描き方には違いがある。でも一番違うのは、聞いているこちらのほうだ。その日の気分も、年齢も、置かれた状況も違う。だから同じ噺なのに、感じ方がいつも違っていつも新鮮。ちなみに芝浜の舞台は、すぐそこ。

これってクラシック音楽も同じ。同じ楽譜で同じ旋律。展開も同じ。 けれどもオーケストラによって違うし指揮者によって違う。同じ指揮者で同じオーケストラでも時代によって違う。 そしてそれ以上に聞き手の状況によって受け取り方は違う。

実は長く愛されるものは「変わらない」のではない。
変わらないように見えながら、時代にも人にも寄り添うように少しずつ姿を変えているのだと思う。敢えて変えよう、時代に合わせようとしてない。

知らないうちに変わっていけるために、心は柔らかくしておかないとね。

【今週の1冊】
「小澤征爾さんと音楽について話をする」
2011年 村上春樹
村上春樹月間終わったはずなのに、まだまだ余韻が。
難解な長編に挑んでいて、多分1ヶ月はかかりそうなので、
ついつい馴染みの春樹を手に取ってしまいました。
装丁がいいです。フォントも級数も。書籍ってその全体が
まとめて本なので、全部デジタルにはならないよね。
このアナログな感覚がいい。
ということでそれは音楽も同じのような気がする。
PCで聞く音楽より、レコードで聴きたくなるし、それよりライブ。
そんな話を小澤征爾と語り合う村上春樹の凄さ。
小説家って多分ヒマ。その暇な時間があるから走って、レコード聞いて、
オーケストラのコンサートに行って、ジャズのライブに通い詰める。
結局人って、暇な時間があったもん勝ちな気がする。やれやれ

才能は必要

サッカーW杯終わってしまいました。
大体100分やって得点シーンは3回(平均得点3.13らしい)しか無いのに
どうしてこんなに面白いんでしょう。
トップレベルの選手の真剣な試合は伝わってくるものが違いますよね。
そんなトップレベルの選手はもちろん才能に溢れている。
で、それは組織のリーダーも同じかなと。
リーダーに必要なのは才能ではなく、鍛えることができるスキルである
と言われることもありますが、それは違うかな。
才能というと生まれつきの能力をイメージしがちだけど、そうじゃなくて
「つい自然にできてしまうこと」や「苦にならず続けられること」が才能。
なので、リーダーという役割が苦手な人をリーダーにしてしまうと、
なかなかうまくいかないし、その人が持っている他の才能を潰してしまう
ことになってしまう。
後天的に身に付けたり、育てることができるのはリーダーシップ。
これは考え方を学んだり、意識して行動することで育てることができる。
で、みんなが発揮することができる。これを履き違えたりしてはいけません。
そしてリーダーの才能と仕事ができるできないは別問題。リーダーは役割の
一つでしかないから。だから自分の才能はどこにあるのかを見極めること
の方が重要なんだよね。
リーダーを支えることも才能だし、周囲をなんとなくうまくまとめることが
できるのも才能。周りを明るくすることができるのも才能。
W杯を見ながら頂点に立つチームは、それぞれ違う才能を発揮することが
できているんでしょうね。食事の管理や体調管理の専門家、対戦相手の
特徴を分析する専門家、選手や監督のスカウト。そして5年後10年後のための
育成の専門家。それぞれ違う才能があるから面白い。
もう4年後が楽しみです。
【今週の1冊】
「中国行きのスロウ・ボート」
1983年 村上春樹
今週も村上春樹になってしまいました。
3連休で読む終えるはずの長編が間に合わず、、、。
来週に繰越し。ドストエフスキーの悪霊。しばしこの世界にどっぷり
浸かりそうです。まだ途中なのですが、1872年今から150年以上前とは
とても思えないのです。人間って100年単位では何も変わらないんですよね。
本当に。
で、その110年後1983年の村上春樹の作品は、やはり村上春樹。
もう二人とも好き。なので、しばらくドストエフスキーの世界に
入ってみようと思っています。どれも重たいので時間がかかるので
間に軽いのを挟みながら。

浮いた時間を何に使う

新しい研修の開発でAIを多面的に調べているのですが、
AIによって効率化された時間、浮いた時間を何に使うのかは
重要なテーマかなと。
いくつかパターンがあって、人間らしい時間に使えるとか、
より高度なことが考えることができるとかがあるのだけれど、
それって疲れるよね。もっと大変になりそうだよね。
自由になって時間は自由に使わせて欲しいよね。
旅行に行ってもいいし、映画やライブに行ってもいいし、
それこそ何もしなくてもいい。
今まで何も考えずに作業としてやっていたことをAIによって
効率化することができたらその仕事がなくなってしまうのは
決していいことじゃない。
何も考えずに手だけ動かして同じ作業を繰り返すオートパイロット
状態って脳がリラックスして実は色々考えているから大事な時間。
それをなくして、考えてって言われても脳が準備できないんですよ。
と、そんなことをぼーっと考えている熱ーい、真夏の午後。
【今週の1冊】
「後妻業」 2012年 黒川博行
またまた「悪霊」読了できず横道に逸れて積読だった本を
手に取ってみたものの、あまりに酷い犯罪に別の本にしようかと
思ってレビューを見たら思いの外、好評価。もう少し読み進んだら
どう言うことでしょう。途中で止めることができないじゃないですか。
こういう本は困るんです。睡眠時間が削られるから。
映画になっていますが、映画を見てなくてよかった。
登場人物が自分のイメージで作ることができるから。
10年前の地面師って感じなのかな。
それにしても悪いことを考える人はいるもんですね。そして
悪いことを考える人はつるんでいて、碌な人生にならないことも
共通しているのかな

コメント

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