シニア割引/2024年2月

今、そこにあるヒント

 シニア割引

60歳代になって1年。この年齢にやっと慣れてきました。
そこでわかったのが、周りにシニア割引というものが
溢れているということ。映画に旅行。レストランにスーパー、
ドラッグストア。とってもいい世の中になりました。
65歳にあると、もっとたくさんの割引サービスを受けることが
できるようになるのですが、これはちょっと違うんじゃないかなと
民間企業はマーケティングとしてやっているのだとは
思いますが、割引きするのは若い世代でしょ。
美術館とか、小中高生はタダでもいいし、大学生も格安で。
交通費は子供料金ありますが、それでも複数の子供を家族で
移動となると結構な金額になる。

これからの社会を作っていく子供たちがもっと出かけて、
動いて経験して、何かを感じることができれば、どんなに価値が
あるのか。
シニアはいいんですよ。割り引かなくても。
ただでさえ少ない子供たち。お金のことを気にせず、もっと外に出て、
元気に遊んで刺激を受けて欲しいなと。

うちの会社はBtoCでは無いので、直接若い人に働きかけたり、
恩恵を受けてもらうことはできないけれど、何かできないかな?
子育て世代の人が受講生に含まれていると少し割り引くとか、
ちょっとできることを考えてみよっと。

「面白南極料理人」
西村淳 著
2004年 新潮文庫

南極越冬隊での料理人の話かと思いきや、
確かにそうなのですが、南極越冬隊の生活全体の記録集。
たまたま大寒の近いこの時期に読んで外に寒さと南極の寒さを
重ねることができました。南極の-60度は想像できませんが。
間違いなく過酷。だって足元深く、ずっと氷なのですから
底冷えなんてものじゃ無いでしょう。
だからやはり食事はとても大切。これで食事が充実していなかった
南極に行く意味なくなりますからね。
南極に行く意味。それは冒険ではなく研究。研究者にとって南極は
最高の環境なのでしょうね。

ちなみに南極越冬隊の情報はこちら
極地研
https://www.nipr.ac.jp/antarctic/
ワクワクします。

本屋巡り

また本屋が閉店しました。
一番近所の馴染みの書店。ビルの建て替えなので致し方ないのですが、
営業マンだった前職の時は、営業先の最寄り駅ごとに行きつけの本屋が
あり、駅とかその街独自の品揃えで街の雰囲気を感じていました。
なんてことを思い出した本屋の閉店。
時代は変わるからしょうがないのか。紙の本ではなくこれからは電子書籍
になるから書店は必要なくなる。とは思えないんですよね。
Kindleを買って本のデータをダウンロードして読んでいたこともあります。
が、ダメだった。
本は紙。本という物体があって、紙をめくる感覚、厚みやインクを
感じる感覚がないと頭に入ってこないんですよね。
それ以上に、電子書籍のデータはクラウドなので、自分の意思とは
関係なくそのデータが一瞬で消える(消される)可能性がある。
という事実。
なので、本は電子ではなく、本という物質が必要なのですよ。

本屋と図書館は守らねば。

「Another」
綾辻行人 著
2009年 角川文庫

この本、買ってはみたものの表紙のイラストが怖くてしばらく本棚
眠っていました。だって夜中に思い出したら、、、。
勇気を持って読みました。
確かにホラー的なミステリーではあるものの、学園モノでした。
こんな中学生活だったら楽しかっただろうな。というか、
そんな思いが追体験できるから、やっぱり小説っていいなあと。
自分の経験や記憶が軸にあって、小説で肉付けされて人生がより
楽しくなる感覚。読書はやめられないですね。

祝!H3ロケット打ち上げ成功。そして情報収集

2月17日。H3ロケットが順調にとても華麗に美しく打ち上がりました!
雲間に輝く太陽に向かって飛び出して宇宙空間に。
そして第1段エンジンを切り離し第2段エンジン着火にも成功。
その瞬間、管制室から「よっしゃ~!」の声。感動です。
その時の時速、約25,000キロ。ジェット旅客機の巡航速度は900キロ
なので、桁違い。
これからの宇宙開発が本当に楽しみです。一度は宇宙に行ってみたい。
そんな夢が実現するまで長生きしようかな。

で、その打ち上げと管制室からの中継をライブで見ることが
できたのもYoutube(JAXAイベントライブ配信専用チャンネル)
のおかげ。いい時代になりました。
この動画何度見ても泣けてきます。

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情報収集の仕方が変わりました。
新聞を取らなくなって10数年。出張先のホテルで無料配布の
新聞を読むととても懐かしい感じがするし、テレビもほとんど
見なくなっています。今のテレビもそろそろ寿命なので、
壊れたらそれまでかな。
では、どうやって情報収集しているかというと。ネットニュース
でもない。最近ネットもPV稼ぎの強引な広告と詐欺的なサムネイルが
増えてきたので、読むことが少なくなってきました。
このままでは時代に取り残されるかも。ということで、
人に会う時間を増やしていこうと考えています。
今は、それが一番なのかも。

「十角館の殺人」
綾辻行人 著
1987年 角川文庫

綾辻行人のデビュー作。
そして今でも売れ続けているミステリー。最新刊の奥付けを見たら
なんと99刷。
配偶者が小野不由美で、宮部みゆきも同い年。集まりますよね。
小説家だけでなく、音楽家も物理学者も起業家も。
仲良くなくてもなんとなく近くにいて刺激しあえる関係性と空間。
宇宙のチリが集まってガスになって、新しい星が生まれるのと
同じ原理なのかもしれませんね。

昔は良かったのかな。ということ

先週株価がバブル期の過去最高を超えました!
1989年の高値から34年振り。そんなタイミングからなのか、
昭和時代よかった。規制は少ないし、みんな自由で。
なんて話を聞くことが増えてきているのですが、ほんとうに
そうだったのかあ。と思う今日この頃。

昔は良かった、というのは。今の若いモンはなんだかんだ
言ってるのと同じ構造ですよね。もし、昔は良かったと多くの
人が思っているとしたら、社会全体が老化していて、
それはとても危険な兆候なのですよ。

だって、30年前と比べても今の方がよっぽど便利で快適で、
いい世の中になっているんだもん。変わったのは自分の年齢。
みんな30年前は今から30歳若かったんだからその方が楽しいよね。
60歳より30歳、50歳よりハタチの方が、心もからだも元気だし、
エネルギーは有り余ってるし、変な知恵(いらん経験則)持ってないから
ワチャワチャして楽しかった訳だし。

ということ、昔より今の方が良い時代だし、10年後はもっといい時代に
なってるけど、自分は10歳年取るから、その時代を楽しめるよう
しなきゃね。と、そのために今日もプール行って体を鍛えますよ!

「父が息子に語る 壮大かつ圧倒的に面白い哲学の書」
スコット・ハーショヴィッツ 著
御立英史 訳
2023年 ダイヤモンド社

子ども疑問を哲学的に父親がわかりやすく語る、
とても読みやすく哲学がわかる。と思って読んでみたのですが、
めんどくさい父親が子どもにうんちくを語る本でした。
哲学的な会話になっていないし、結局押し付けるし。
わかったのは、このような抽象的なことを考えたり、
対話をするには、背景情報が必要だということ。
現代アメリカの社会背景、経済状況、キリスト教的宗教観
政治体制などを理解していないと会話が成り立たない。
それを考えると2,000年以上も語り継がれるピタゴラスやソクラテス、
プラトン、アリストテレスのなんと偉大なことか。

思想は時代というフィルターを通して洗練されて初めて意味を持つ
さて、今から500年後に生き残っている思想はなんだろう。

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