本物を味わう
【今週の1冊】
「桐島、部活やめるってよ」
朝井リョウ 著
2010年 集英社
映像は原作がとてもよくアレンジされていて両方楽しめる。
スタバとタリーズ
【今週の1冊】
「ユニクロ」
杉本貴司 著
2024年 日本経済新聞社
あまりビジネス本は読まないのですが、面白いとの評判+
古典よね
6月も半ばになり、一気に夏の空と雲。あー海に行きたい!
まだ梅雨入りもしていないというのに。
人前で誇れる体でもないのに、海が誘っている、なんてね。
そんなことを考えてしまう、1年で一番日が長い時期に
のんびりと今年半年を振り返って、これからのことを考えています
これからのことのヒントは古典にあり。と考えています。
キッカケはいくつかあります。久しぶりにトーハク行って、
これまでの日本の文化に触れたこと。王子にある紙の博物館で
和紙の歴史に触れたこと。とある人との研修について会話。
「オンライン研修とか手法は変化したけど研修の本質は変わらない
その他にもいくつか、、、。
古典から学ぶって、そんなこととっくにわかってるよ。
という人も多いでしょうね。私は今更ながら気付きました。
研修とか学びのルーツをもう一度考えてみようかな。
余計なものを削ぎ落として、本質を見極め、それを磨いていく。
水は流れが澱むと腐敗するし、パソコンも使っているうちに
余計なデータが増えて重たくなる。人の体も頭の中も。
古典を学ぶことと、余分なものを捨てること。
セットでやってみようっと。
【今週の1冊】
「JUST KEEP BUYING」
ニック・マジューリ 著 児島修 訳
2023年 ダイヤモンド社
新NISAの勉強のために軽い気持ちでサラッと読むつもりが。
結構ずっしりと心に響いた良い本でした。
ただ儲けるだけの話じゃないし、収入のうち貯金は何割した方がい
とか、理想論を説くだけでもなく、今の自分の状況やこれからどう
一緒に考えてくれている感じ。
問題は、日本語のタイトル。
「自動的に富が増え続けるお金と時間の法則」って、
確かにそうなんだけど、「JUST KEEP BUYING」のままで
いいじゃん。
映画のタイトルも変に和訳というか、説明しすぎて
なんかちょっと違うようになってしまう。
ジェフベゾスの「BLUE PRINT」も変な和訳のタイトルが
付いてたなあ。
出版不況ってこうゆうタイトル付けとか、表紙デザインにも
あるんじゃないかと。
時代を追わない、時代が追いつく
今年は例年よりずいぶん遅く梅雨入りしましたが、
一気に梅雨明けでもう夏?という感じですね。
すっかり夏の空に夏の雲。木陰が気持ちよく、
虫取りかごをぶら下げて、虫取り網を振り回す少年たち。
どうして子供って虫が好きなのかあ。
そんな自分の子供の頃と変わらない風景を見ながら、
時代の流れを考えていました。
今流行っているものって何?これから流行るものは?
なんて、つい流行を追いかけてみたくなるのですが、
時代を追って無理に流行らせようとしたものは一瞬で廃れ、
結局本物しか残っていかないのかなと思うのです。
例えば本。流行を追ったものは内容が薄いしコロロに響かない。
深く考察した書籍は5年経っても20年経っても色褪せないし、
古典、名作として残っていく。
やるべきことは目先のことに振り回されずに、自分が好きなこと、
やりたいことをやり続けること、深めていくことしかないのかなと
思うのです。
で、そこに時代が追いついて脚光が当たって流行ることもある。
音楽もファッション、そしてマネジメントもそうなのかなと。
これからも興味があること、ワクワクすることをやり続けようっと
【今週の1冊】
「龍は眠る」
宮部みゆき 著
1991年 新潮社
丁寧な取材力の裏付けがあるからなんでしょうね。
隙がないというか、深みがあるというか緻密。
それでも滲み出てくる隙間を感情が埋めていく。
30年以上前なんだけど全く古さを感じない。
スマホは登場しないし、インターネットもないんだけど
ストーリーはとても自然で無理がない。とても面白い。
技術は人の本質には何ら関係ないのかもね。
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