新旧入れ替え/2026年4月

今、そこにあるヒント
@仲町台

新旧入れ替え

今年も怒涛の新入社員研修の季節がやってきました。
4月終わりまで頑張ってまいります。複数の会社のフレッシュな
毎年複数の会社の多くの新入社員に出会えるのは本当に幸せ。
かれこれ30年以上新人と関わっていますが、いつの時代も新人はいい。
意欲に満ち溢れて、吸収力があって、数日の研修でも明らかに成長し、
溌剌と爽やか。比喩的な表現じゃなくて輝いているんですよね。
新卒採用の一番のメリットはそこですよね。
毎年4月にはフレッシュな人材が組織を活性化してくれる。若手の先輩は、
新人時代を思い出して気持ちを新たにし、中堅社員は新人の指導のために
自分の仕事を見直す。そんなきっかけを与えてくれる。
そんな春は若葉の季節。ということで、机の上に置いてある観葉植物にも
新しい葉っぱが出てくるタイミング。若々しい新しい葉を伸ばすポイントは、
勢いが無くなった葉っぱを思い切り剪定したり、抜いたりして、勢いがある葉に
栄養がいくようにすること。こうすることで樹木そのものに勢いが復活。
それって組織も同じ。新旧入れ替え、強制的に新陳代謝を行うことで
勢いが復活することができる。
そんな新入社員に出会える4月は好きだな。
【今週の1冊】
「高宮麻綾の引継書」2025年 城戸川りょう 著
最近とっても気に入っている本屋、BUNKITSU TOKYOのXでフォロー
している書店員さんに出会ったので直接勧められて購入した本のうちの
1冊。ちょうどこの時期、新入社員研修のタイミングにふさわしい
お仕事系の小説。
仕事って面白いよね。なんていうか、うまくいってもいかなくても、
誰かと一緒に成し遂げることができる。その機会が何回も巡ってくる。
そんな感覚を味わうことができて幸せ。
成生さんありがとうございました。また買いに行きます。

得点力不足

ほんとにいい季節。桜が散って新緑の季節。いい風が吹いて
陽射しが柔らかくて、タケノコは美味しいし、いい感じ。
もう誰も得点力なんて言わないし。
いつの頃からでしょうか。
サッカー日本代表がそう言われなくなったのは。
前回のワールドカップの時、それともその前の予選、だったかな。
そんなことも忘れるくらいに、「昔の日本代表は、、、」なんて言葉も
聞かなくなりました。
そう、比べるのは過去ではなく同じ時代を生きている世界なんですよね。
20年前、30年前の日本代表と比べてもしょうがない。
だって戦うことなんてできないんですから。
そして同世代で競うのは、勝ち負けではなく一緒に楽しめる存在であるか
どうかということ。新人研修をやっていて感じるのはそこ。戦いの勝ち負け
じゃない、全然ない。みんなが自分らしく幸せに楽しく生活できるかということ。
もしかしたら「得点力不足」という言葉が消えたのは、得点そのものじゃなく、
得点の意味そのものが変わってきたからかもね。
そう思えるくらい、世界は確実に良くなっている。
【今週の1冊】
「友罪」 2015年 薬丸岳  著
読み進める途中で、こんなに心と気持ちがふさぶられるとは。
状況設定が理解できた時に、自分のスタンスは決まっていました。
この判断や考え方はあり得ないよね。とか、絶対こうじゃん。
それが情報が追加され、登場人物の描写が細やかになってくると
少しづつ気持ちが揺れてフラフラしてくる感覚。
それが最後まで続いて弱い自分に突き刺さる。こんな設定辛いよね。
実際に自分がこの状況に置かれたらどうするんだろう。
舞台が馴染みのある場所だけに余計にリアル。
小説の聖地巡礼行かなきゃ。

悩むということ

悩むことは時間の無駄なのか。そんなことを悶々と悩む季節の変わり目。
だっていろいろ悩むよね。考えることはたくさんあるし、暖かくなって
衣替えしたら寒くなって、悩んでまた冬の布団引っ張り出したり。
そう、悩むって人間の特権だと思うんですよ。
仕事もプライベートなことも全てが順調にいくわけないし、かといって
何もかもうまくいかない訳じゃない。
多分順調な時が3割で、まあそこそこが6割でもんもん1割。
つまり282の原則よりも上手くいってる感じ。
悩む時があるからうまくいってる時をうれしく感じて心が躍る。
その感覚を味わうためにも悩む時間って必要だし、愛おしくなるよね。
ということで、春の気持ちいい風に吹かれて悩みを忘れて惰眠を貪ろうっと。
春眠暁を覚えず。
【今週の1冊】
「暗幕のゲルニカ」 2016年 原田マハ 著
本もいいけどもっと絵が見たい。そんな思いが沸々と湧き上がってくる。
絵画は描かれた時代背景、世界の情勢や経済状況、技術革新の接点が絵画。
そう思うのです。特にピカソは。そんなことを考えている時に贋作の
ドキュメンタリーを見たのですが、贋作をつかまされた学芸員の涙を見て興醒め。
絵画や芸術ってオリジナルが全てじゃないってデュシャンが常識を覆したじゃないですか。
それまでの常識や正義を崩すのが、美術界の進歩だし絵画の価値だからオリジナルである
必要はないよね。美術館や博物館でレプリカが展示されていても伝わるものに変わりはない。
で、生涯かけて美術界の常識を揺さぶり続けた続けたのがピカソ。
そのピカソのゲルニカがテーマ。ということでスペインまでゲルニカのオリジナル
見に行きたいな(笑)
ちなみに原田マハの「楽園のカンヴァス」を読んで世田谷美術館にアンリ・ルソーを
見に行って感動してしまいました。
本当に浮いてる!

やぱ公園

新人研修もひと段落。同時期に同じテーマ、同じ属性、で異なる企業の
研修を行うからこそ見えてくるものがありますね。
人はしっかりと見てあげると必ず伸びる。ということ、顔つきが変わる
行動が変わる、生き生きとしてくる。
これは新人の受講生だけでなく、講師も同じ。それがわかっている
企業とわかっていない企業の差は大きいですよ。
で、公園。人は明るく伸び伸びできる空間に自然と集まってくる。
そして、楽しげに集まる人が増えると前向きなエネルギーが生まれて
何かが起こる。研修でそんな場が作れるかは結構重要。
ということで、新しくできた「高輪ゲートウェイシティ」と
「大井町トラックス」は大井町の方が楽しい。だって公園あるから。
高輪ゲートウェイシティは真ん中にあるぐるぐる巻きの変な建物を
無くして芝生の公園にした方がいいよ。その方が自然に人が集まるから。
やっぱ晴れた日は芝公園かな。

【今週の1冊】

「卍」 1931年 谷崎潤一郎
昭和初期の作品。刺激的であり自由であり、何ら教訓も教えもない。
それがとても素晴らしい。これが文学が世の中に必要な理由である
とさえ思う。こういう作品が制限なく発表されて、誰でも読むことが
できる。「痴人の愛」も好き「細雪」のような長編はもっと良い。
これらを読んで仕事に役立つものは多分無い。きっと無い。
それが良い。
関西の文学、阪神間と京都の歴史の重みやいやらしさを感じる
旅に出てみたくなる。
昔の朝ドラ「オードリー」も京都が舞台だけど、神戸も登場して
面白かったなあ。京阪神の3都市巡りしなきゃ。

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