人は風土に大きく影響を受けるよね/2026年1月

今、そこにあるヒント
@伊勢神宮

人は風土に大きく影響を受けるよね

あけましておめでとうございます。
今年も頑張って毎週火曜日に配信するのでご贔屓によろしくお願いします。
この配信も10年以上続けているので完全に習慣になっています。
週明けの月曜日ではなく、火曜日が1週間の始まりのような感覚です。
さて、今年も動乱の幕開け。世界ではいろんなことが起こります。
一瞬も止まっていることはなく、因果関係も曖昧な、混沌とした
いつの時代も先は見えず、正解はない。ですが、どんな時でも言えることは、
人は風土に大きく影響を受ける。ということ。個人の思いや考え、価値観、
意思は確かにあるけれども、それほど強固なものではなく。
風土や環境に大きく左右されるし、流されるし順応するという事実。
今、これを書いている私も自分の考えのようで、実は今の自分が置かれてる
環境に大きく影響を受けているということを忘れてはいけないと思うのです。
そしてその風土や社会環境を作る要因の一つがトップであるということも。
とても豊かだったベネズエラという国は、トップによって大きく変わった
ようです。また年末にトップが変わったNidecもトップの影響力がとても
大きかった。そのトップが変わると中にいる人に思考や行動も変化する
のです。とは言っても一人ひとりの本質が大きく変わるわけではないのです
矛盾しているようですが、トップが変わることで変化するのは、その時の
表面的なものであり、深層にある自分自身の姿は変わらない。そう思うのです。
ということで、今年のテーマは日本企業に求められるしたたかで揺るがない
意思決定の方法と柔軟な組織運営マネジメントの仕方。
それを今までのマネジメント論や組織開発論とは違う方法論で形にしたいと
考えています。
【今週の1冊】
「天使のナイフ」 2005年 薬丸岳
年明けから重たい内容の本を取り上げてしまいました。
中山七里の「護られなかった者たちへ」にも共通するテーマですが、
世の中の不条理、ルール(法律)が果たす役割とその限界を
考えさせられます。
結局世の中って、規則やルールではなく、一人ひとりの倫理観に
支えられているのかなと。そしてその倫理観は個人の中に内在するもの
ではなく、実は社会の環境に大きく左右されているのではないかと
考えてしまうのです。それが今回のメルマガのテーマであり、
私の今年のテーマ。来週取り上げる1冊は今年深めていきたい内容のものです。

指示待ち人間

今回の年末年始もここ数年毎年恒例にしている新しいことチャレン
をしてきました。
これは何か新しいことをやるのではなく、普段の生活とは全く関係ない
グループに入ってそのグループのリーダーの指示通りに動くこと。
これってなかなか新鮮な体験なのです。自分で考えることはやめて、
指示をよく聞いて、素直にその通り動く。勝手に「流体理論」と
呼んでいます。入る器に併せて自分を柔軟に変更させていく。
固くなった頭を柔らかくするための年中行事になりつつあります。
まあ、これはこれで効果的。
ただ問題があって、自分で考えたくなっちゃうんですよね。工夫したく
なってきちゃうんですよね。で、結局指示待ち人間には慣れなくて、
そのグループのリーダーからするとめんどくさい人になってしまう
組織の多くは指示命令通りにきちんと動いて、勝手なことをしない方が
いいかもしれない。短期的にはその方が効率的かもしれません。
みんなが自分で考えて動き出したら現場は混乱するかも知れません
果たしてそれは人間的と言えるのか。なんてことを1年に1回体感するのは
このチャレンジはとてもいい機会なのです。
ということで指示待ち人間には慣れないけれども指示待ちになる立場に
身を置いてみることで分かったレポートです。
【今週の1冊】
「忘れられた日本人」1984年 宮本常一
「民俗学の旅」   1993年 宮本常一
忘れられた日本人は再読(多分3回目)。そして民俗学と宮本常一氏の
ことをもう少し知りたいので、宮本常一氏の自伝的な「民俗学の旅」を
連続で。
史実中心に時の権力者のことを解き明かす歴史学の表裏の関係にある、
民衆の歴史を探っていくのが民俗学。そのように理解しています。
大きな違いは、史実、つまり文章が残っている歴史学とは違い
民間伝承の民俗学は文字ではなく、言い伝えつまり口述。言葉や歌で
語り継がれてきた、日本の伝統や風習であるということ。
この分野を知れば知るほど日本の社会や組織の強さ、柔軟性、不思議が
受け継がれてきているのではないかという思いを強く感じざるを得ないのです。
この領域もっと深め、そしてしかしできるだけ早く研修を組織開発の
メソッドとして形にしたいなと思っています。

変化はゆっくり確実に

1月後半の穏やかな1日、ゆっくりメルマガ書いています。
外と見るとのんびり散歩している人やランニングをしてる人、
運河の水がゆっくり流れ、水鳥が飛び立つ。なんともいい時間。
花粉到来の季節に怯えながらも、この季節の変化を感じるのは
いいですね。
夏から秋への空気がひんやりしてひが短くなっていく季節も
もの寂しくで好きなのですが、冬から春、初夏になって、
モノトーンの世界から色づいていく季節もっと好きかも。
花粉がなければ。
世界はゆっくりと確実に変わり、決して元には戻らない。
そう、同じ季節でも確実に一つ年をとっているんだから
感じ方も変わるよね。ということで、昔読んだ心に残る本を
読み返しています。いろんな経験を踏まえて印象がずいぶん
変わるから面白い。何十年も生き残っている小説には
読み続けられる意味があるんですよね。
【今週の1冊】
「罪と罰」1866年 ドストエフスキー 著
再読。一度読んでいるからもちろんあらすじはわかっている。
結末も知っている。ですが、2回目だから理解できたことがある。
セリフや描写がいかに細かいことか。原卓也訳で読んでいるのですが、
翻訳の素晴らしさもあり、この世界に没頭できる感覚。
そこにある布の質感、ひんやりとした空気、決して好ましいとは
思えない臭い。そして揺れ動く心とその心からほとばしる言葉。
ロシアという国の得体の知れない奥深さと不可思議さ。
今、「カラマーゾフの兄弟」も再読中(いや、再読ではなく多分5回目
くらい)なので、合わせて感想を書きます。

体が調子悪いとよくないね

このテーマ心配しないでください。一般論です。
少し暖かくなってきたら冬本番。今のこの時期、コロナとインフルと
花粉がトリプルで襲ってくる大変な季節ですね。
風邪かと思ったら花粉だったり長引くと思ったら実はコロナかも。
そんな時は暖かくして栄養と睡眠をたっぷりとって静養するのが
一番なのですがそうはいってられませんよね。
リモート勤務がもっと一般的になっていたら少し体調が悪くなった
すぐにリモート勤務に切り替えて、通勤で体力を消耗することなく、
静養しながら仕事をすることもできたかもしれませんが、
そうもいかず、、。同じ場所に集合して対面で仕事をする良さも
可視化されましたからね。
とはいっても、オンラインの打ち合わせが増えたのは事実。
体調がよくない時に打ち合わせだけのために会社に行かなくて
よくなったのは利点かな。
ということで、みなさん体調にはお気をつけて。
そして体調悪い人は無理をせず、体調良くない人には無理をさせず
みんなで暖かくフォロー出来る社会にしていきましょうね。
お互い様ですから。
【今週の1冊】
「キッチン」1988年 吉本ばなな 著
「カラマーゾフの兄弟」読了できず。今下巻の残り3分の1なので、
来週には必ず書きます。ストーリーはわかっていても2回目の読み応え
十分。あと2回読んでやっと意味がわかる感じかな。とにかく面白い。
カラマーゾフ家の一人になった気分で読むといたたまれなくて。
ということでその合間に「キッチン」この設定にはもうついていけない
かな。影響を受けるので、本を読み終わってレビューを読むことが
多いのですが、高いレビューが多い。世の中の多くの人には
刺さっているのか。自分の感性を見直してみよう!みかげの職場に
突撃していった女の子の気持ちならよくわかるんだけどね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました