コントロールしようとするから上手くいかない/2025年12月

今、そこにあるヒント

コントロールしようとするから上手くいかない

今年もあと1ヶ月。2025年も波乱で激動の年でしたね。
何が波乱だったのか、激動だったのか。それは人それぞれ。
さて、私の一番の思い出は大阪万博。とても楽しめました。
1970年の大阪万博は熊本から寝台列車に乗って大阪に行ったの
とてもいい思い出だったのですが、なぜ新幹線じゃなかったのか
不思議なので調べてみたら、新幹線の博多の開業はなんと1975年。
まだ九州まで新幹線すら開通していなかったので陸の孤島だった
ようです。びっくりです。
さて、この時期は来年4月の新入社員研修の準備とともに
管理職研修のシーズンだったりするのですが、マネジメントを
難しくしていることの一つが、管理=コントロールという考え方。
以前にも何度か書いていますが、大事なことなのでもう一度。
マネジメントがうまくいっていない人は、部下を管理しようと
しているだけでなく、無意識のうちに自分の思い通りに
コントロールしようとしていることが多いのです。部下も一人の人間。
誰のコントロールも受けません。自分の行動を決めているのは
自分自身だけ。アドバイスを参考にしたり指示を受けて動くことは
あっても、最後に自分の行動を決めているのはその人自身なのです。
この簡単な原理を理解できれば、他者をコントロールしようという
呪縛から逃れることができて、マネジメントは格段に質を上げる
ことができるのです。コントロールではなく、方向性を示して、
一人ひとりの能力を引き上げること。それができれば人は力を発揮
することができるのです。
ということで、12月はコントロールを手放して、思い切りやってみよう。
【今週の1冊】
「葉桜の季節に君を想うということ」
2003年 歌野晶午 著
まずネタバレ、奥付けの言葉から
「人生の黄金時代は老いて行く将来にあり、過ぎ去った若年無知の時代に
 あるにあらず」林語堂
同世代に捧ぐ!今読むべきはこの1冊。と本気で推薦したいです。
とはいっても、この本も何かの役に立つとか立たないとかで考えたら
何にも役に立ちません。それでも元気をもらう、勇気をもらう
奮い立たせてくれる。多分ね。
今年もあと1ヶ月。毎年この時期になると年末年始のアルバイトを
探すのですが、それがなかなか決まらない。人手不足と言われても
それはどこの世界なのでしょう。と落ち込んでる場合じゃないよね。
と元気をもらえたので、この本は役に立っているのかしらね。

参加しない勇気、任せる決断

今年は忘年会的な年末の予定が一気に戻ってきました。
多分世の中の雰囲気が変わってきたのかな。
と、そんな12月のスタートだったのですが、いきなり数件の
集まりをキャンセルしてしまいました。幹事、主催者の方には
大変申し訳ございませんでした。
以前ならなんとか顔を出していたのかなと思うのですが、
インフルエンザの可能性もある、微熱と悪寒と咳では欠席する
しかなく、体調管理の重要さと健康のありがたさが身に染みて
います。健康ありがとう!
さて、そんな体調でも参加しないとその集まりが気になるもの
ですね。1年ぶりの集まりで盛り上がっているのかな、
みんなどんな話をしているのかな、次にキャッチアップできる
のかな、など。もしかしてこれって、会議や打ち合わせも同じかも。
自分はその会には欠かすことができない人だと勝手に思ったり、
まあ、集まりによっては確かにそうかもしれないのだけれども
休んだら休んだで、結果的には何事もなかったかのように
不都合なく、参加者同士が意見を出し合い役割分担を決めて
有機的に動き出すことの方が多いのではないかと思うのです。
で、深層心理で自分がいなくてむ問題ないことがわかるのが怖い
からなんとしてでも参加してしまう。そんな人が少なからずいるから
会議や打合せの回数が減らないし、参加者も限定されないのではないかと
ということで、会議や打合せの参加は減らして任せよう。
そんなことを飲み会を欠席したぼーっとした頭で考えてしましまいた。
みんな楽しんでいるんだろうな、、、。あ、盛り上がった写真が
送られてきた!
【今週の1冊】
「護られなかった者たちへ」
2018年 中山七里 著
これは小説(フィクション)というより、ほぼノンフィクションかも。
中山七里は「さよならドビュッシー」初め作曲家シリーズのミステリーと
「カエル男」シリーズのちょっとグロいイメージだったんですが、
これはまた違うテイストだけれども、中山七里風なので、安心して
読めて安心して騙されて心地よい。
こうゆうテーマは年末に読むとより一層社会のあり方を考えさせら
ちゃいます。
さて、今年のメルマガ発行はこの回含めて3回。
実は読んだ本がかなり溜まってきているので、一気に書き出すかどうか、
考え中。ちなみに好きな映画ベスト3に入る原作本も。映画も原作もとっても
良かったです。

あえてアウェイな環境に身を置く

年末年始は、普段と違う生活をしてみようということを
数年やっています。いつも通りの慣れたルーチンで、
馴染んだ空間や環境、人間関係ではなく、完全アウェイに
身を置いてみる。
これって、自分の心と体、そして頭の柔軟性なのです。
アウェイな環境に敢えて身を置いて、短期間でその環境を
心地良いものにするためには、自分を変えるしかないのです。
環境に文句を言ってもしょうがないし、自分のやり方を
貫こうとしても従ってくれないし、そもそも聞いてくれない。
だから自分を変える。
これって面白いんですよね。そこにはそこのルールがあり、
大抵そのルールは合理にかなっていて、そのルールを知ることで
今まで見えていなかったことが見えるようになるし、そこには普段の生活では
会うことが無いような人がいて、その人たちとのコミュニケーションで
まさに視野が広がっていく。
で、そのためには自分を柔軟にしないとそこに入っていくことができない。
ということで、2025年残り2週間のアウェイ体験が待ち遠しい年末のひととき
天気に恵まれることだけを祈っています。
【今週の1冊】
怒涛の年末進行です
「取り残されて」1992年 宮部みゆき
「人質カノン」   1996年 宮部みゆき
「雨の降る日は学校に行かない」 2017年 相沢沙呼
「サマータイム」 2003年 佐藤多佳子
「ジョゼと虎と魚たち」1987年 田辺聖子
「TUGUMI」 1989年 吉本ばなな
女性作家の短編小説一挙掲載
宮部みゆきは長編の方がいいな。短編も悪くないけど多分
素振りみたいな感じで、いつも素振りしてるから冴える長編が書ける。
村上春樹もそういう感じ。
相沢沙呼、佐藤多佳子は思春期の女の子の気持ちや感情がなんとなくわかる。
すでに思春期は遠い昔だし、男には理解できない世界がそこにあることが
わかる。
「ジョゼと虎と魚たち」は映画の印象が強すぎて、その分マイナスになるかなと
思って読んだけれど思いっきり短編で、映画と小説は別物だけれど、
それぞれ傑作。小説の映画化はこれがいいかも。「ドライブマイカー」も
同じように小説のストーリーの映画ではなく、世界観の映画化は違うエンタメ
としてGood。「ジョゼと虎と魚たち」以外の短編はよくわからない。
女性の意見を聞いてみたい。
「TUGUMI」はいいね。これは短編集ではなく、短編的な中編で小説の
世界に入り込むと景色、匂い、風を感じることができて良し。
夏の伊豆で1ヶ月過ごしてみたくなる。
ということで、今週は短編中心の軽めで心も軽くなってヨシヨシ。

世の中、モノで溢れているんだな

年末はアウェイに身を置いてみました。そこで感じたこと。
世の中、モノで溢れている。そしてそれは選ぶ喜びではなく、
選択肢が多すぎて選べない不満やめんどくささ。
さらにその溢れたモノを売るためにやっている不必要な
マーケティングや人材投入。
人手不足のはずなのに、こんなに人余ってるやん。という世界。
ということで、これから人口減、生産人口が減っていくことは
確実なのだから、ビジネスモデルというかもっと簡単にいうと
商売の仕方を一気に見直した方がいいんじゃないかな。
売上至上主義で前年比増をやめて、中身を見直して必要ない
モノやコトをバッサリ削った方が、みんな嬉しいんじゃないかな。
ちなみに昔から困っているのが、電化製品のケーブル。
ジャックの形式が異なるから何種類持たないといけないのか。
早く全部UCB-Cに統一してほしい。
そんな中で種類でもっと多くの種類が欲しいのは、
野菜や肉、果物などの食料品。近くのスーパーは効率化と
セルフレジになって種類が大幅に削減されてしまって悲しいんです
せっかくの味覚の秋なのに、柿やリンゴが1種類(たまに2種類)って
寂しいよ。
ということで、来年はいらないものを削って、もっとシンプルに
生きていくことにしようかな。
これが今年最後の配信です。2025年もありがとうございました。
【今週の1冊】
「羊たちの沈黙」1988年 トマス・ハリス
何度も観た印象に残る映画の原作を読んでみた。
映画が印象深すぎて、全てのシーンが頭の中と映画の映像で
行き来する。それがなんと違和感がないことか。
小説と映画(映像化)の関係をもう少し。
先週書いたように、小説と映画は全く異なるエンタメ手法なので、
「ドライブマイカー」や「ジョゼと虎と魚たち」のように
小説の世界観、空気感を映像にしたものが好き。
「羊たちの沈黙」のように原作に忠実に映像化したものは、
好き嫌いがはっきり分かれる。小説は読んだ人が自由に空想して
その中を泳いでいるから、人によって解釈の仕方が異なるからね。
そんな中でも自分の解釈を超えた映像化もあるから面白い。
時々全くずれてしまった駄作もあるけれど、それはこうすれば
面白いでしょ。ウケるんでしょ。というマーケティング的な
意図が見えすぎている作品は辛いですね。
ということで、来年はもっともっと本を読んで、
ワクワクする映像作品を選んで観ていきたいと思います。
ちなみに、1950年頃の作品の「夜明け前」は引き込まれました。

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