罪と罰

小説

「罪と罰」
1866年 ドストエフスキー著
工藤精一郎訳 新潮文庫

カラマーゾフの兄弟」に続き、ドストエフスキー2冊目
ドストエフスキーの世界観、当時のロシアに馴染んだのか
1週間かからず読了。読み応えのある本でした。
畳み掛けるようなセリフ。心理戦の応酬。生き様が交差する
人間模様。当時のロシアとそこから垣間見える世界。
最後の章は、もうぐいぐいと心に迫ってきます。面白い!

wikipediaによると刑事コロンボも罪と罰がモデルとか。
犯人はわかっている。その犯人をどうやって追い詰めるのか。
同じですね。他にもこの小説を参考にしているものはたくさん
ありそうです。

同じ人の名前が違う呼び名で出てくる。その意味がわからないと
難解ですが、それがわかると人間関係も見えてくる。
ロージャ、ソーニャ、ドゥーニャ、そしてミーチャなのです。

2020年3月 今週の一冊より

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