姿勢を正す
今年のGWはちょっと姿勢を正してみました。
人生新しいターンに入ったので、生きる姿勢を見つめ直す。
ではなく、歩く時の姿勢!
毎年の健康診断ではさまざまな数値も気になるのですが、
実はその中で気になっている数値が身長。
体重の増減はあっても、身長は変わらないと思っていたのに、
少しずつ縮んでる?という認めたくない現実を突きつけられる
とショックですね。
と、そんな話をしたら、歩く時の姿勢のアドバイスをもらい、
約1週間継続してみました。そしたら一気に身長が!
なんてことはありませんが、歩いている時の視界が変わり、
新しい発見がたくさん。
多分見た目は何も変わっていないのですが、あることを少しだけ
意識することで、体の使い方が変わり、見えているものが変わり、
入ってくる情報が変わり、同じところを歩いていても感覚が変わる
面白いものです。
人ってどれだけ楽をして生きているのかが、よくわかります。
今までと同じことを同じようにしていると楽ですからね。
そして、それを快適だと感じていると変える動機がない。
ただ、それがずっと続いていると体が硬くなっていくのと
同じように思考も感情も固まっていくのでしょうね。
そうすると変化を恐れるようになってします。
歩く姿勢をほんの少し変えるだけでこんな思いになってしまうのは
ちょっと考えすぎかな。
【今週の1冊】
「成瀬は信じた道をいく」
宮島未奈 著
2024年 新潮社
タイトル通り2023年の「成瀬は天下を取りに行く」の続編。
主人公の成瀬あかりは無事大学生になりました。というそんな話。
破天荒で身近にこんな人いたら振り回されて大変だろうなと思うけ
みんなこんな生き方ができたら、世の中とっても面白くなるよね。
そんな私もとっても自由に生きてるから、もしかしたら成瀬っぽい
あるかもね。あるよね。
だったらもっと気軽にいろいろやってみよ。
自分が自由に動いていれば身近に成瀬がいても素直に応援できるだ
新しい人から学ぶ
今回も新入社員に関するテーマですが、受け入れ側、育成側の視点
4月の新人研修の前に毎年考えるのは、何をどう伝えようかという
新人は毎年同じ年齢ですが、こちらは1歳年をとっているので、毎
年齢のギャップが大きくなり、すでに世代さえ違う。さらにここ数
コロナ禍で学生時代の過ごし方も就活も大きく変化。
それを理解していく必要があるのです。最近の若いものは。という
なく、目の前にいる人たちをできるだけフィルターを通さずに、見
こちらのやり方を変えていく。
これって毎年ワクワクするし、時代の変化を感じて自分自身をブラ
していくことにつながっていることを実感します。
だから新人研修はやめられない。
もちろんこれって新人を受け入れる職場(会社)も同じこと。
3月まで学生だったからすぐに仕事ができなくて当たり前。
ですが、そんな新人が入ってくるから受け入れ側が変化して成長し
必要があるのです。ときどき新卒一括採用の是非が問われますが、
無くならないのは、その効果がとても大きいからなのです。
いろいろな事情で新卒採用をストップしたり、大きく減らしたりす
そのあとで大きなマイナスが生じることが体験的にわかっているか
何としてでも毎年新入社員を採用する。
これってとても理にかなっている、人事戦略、経営戦略なのです。
で、これを日本全体に広げると、少子化がこれからどんな影響を
社会に与えるか、じっくり考えてみたいと思っています。
子どもと一緒に学び直すことが少ない社会ってどうなるんだろう。
【今週の1冊】
「冷静と情熱のあいだ(Blu)」
辻 仁成 著
「冷静と情熱のあいだ(Rosso)」
江國香織 著
1999年 角川書店
この本の存在と映画が公開されていたこと知っていましたが、
当時は商業主義の売らんかなのプロモーションを感じて
本は未読、映画も見ていなかったのですが、読んでみて良かったで
小学生の感想文のような書き方ではありますが、人生いろんな経験
踏まえてみると、二人の主人公の生き方や考え方、行動は若いし、
だと感じながらも没頭する自分がいました。
男女それぞれの視点から異なる小説家が書くという手法も面白いし
辻仁成の村上春樹的な青臭い感じがなんか良い。
それと、フィレンツェとミラノという好きな都市が舞台だというの
心に響く。
訪れたことがある海外の都市は数少ないのだけれど、
赤茶けたフィレンツェの街並みと青空にアルノ川、ベッキオ橋、
そしてどんよりしたミラノの空気感とサンタマリア・デッレ・グラ
記憶が蘇ります。
人生を楽しくするのは、「本と人と旅」ですよね。
欲望の源
最近、というかいつからだろう。
どうしてもこれが欲しい、手に入れたい。とかそんな欲がなくなっ
決して全てが十分に満たされている訳ではないのに特に物欲もない
だからといって毎日の生活を諦めてしまっているということではな
ただ枯れてしまったのかな。と考えること数時間。
その理由に気付きました。欲望の源が枯渇しているんだと。
欲望の源、それは水源のようにコンコンと絶えず水が溢れる場所。
そしてその水は元々雨水が地面に浸透して長い年月をかけて
湧き上がってくるもの。
ということは雨が降っていなかったんだ!
欲望の水源に必要な雨は、行動することで得られる感情の揺らぎ
ではないかと。
最近行動量が落ちてたなあ。
そこそこ満足して安定していると、知らないうちにそれを守りたい
壊したくないという気持ちが生まれて、新しい行動をしなくなって
行動しないと新しい体験も少なくなるし、心の動きも感情の揺れも
なってしまい、安定はするけれども欲望がなくっていく。
そして、それが長く続くと本当に枯れてしまうかもしれない。
それはいけません!
春になったし、体の調子も良くなったし、ちょっと動いてみよっと
【今週の1冊】
「現代思想入門」
千葉雅也 著
2022年 講談社
「勉強の哲学」
千葉雅也 著
2017年 文藝春秋
「デッドライン」
千葉雅也 著
2019年 新潮社
今週は一気に3冊。最近千葉雅也にハマっている。という人の話を
それならば。と、一気に3冊。私もハマりそうです。というか、
ここで取り上げた本もほとんどは読んだ後一定の期間を経て(約1
処分するのですが、最初に2冊はしばらく手元に残して、再読の機
待ちたい内容。
これからもっと本を読んで、経験を重ねると読み方とか理解の度合
変わってくるだろうな、と期待できます。
高校時代、大学時代にこんな先生に出会っていたら人生変わってい
枯れてなかった!
先週から1週間、行動量を上げてみました。
コロナ前まで遡って5年ぶりのことを復活したり、
普段とは違うところに足を運んだりして、、、。
はい、欲望の源に水を流してきました。
そうしたらすぐに水源復活!欲が湧いてきました。
さらに一つのことをきっかけにして次々と。
まだコンコンと溢れ出るまでにはいきませんが、
しっかりじわっと潤ってきましたよ。
まだ枯れてなかった!
ということで、まだまだ動きます。
動いてみると精力的に動いている人のことも目に入って
くるものですね。そしてそれが刺激になってさらに動きたくなる。
人の認知能力って不思議です。
【今週の1冊】
今週まで2冊が続きます。来週から1冊に戻るかな。
「連続殺人鬼 カエル男」
中山 七里 著
2011年 宝島社
「ピース」
樋口有介 著
2006年 中公文庫
カエルは埼玉県飯能、ピースは埼玉県秩父での連続殺人事件の
謎解きミステリー。長く埼玉に住んでいたことがあり、
なんとなく親近感を覚えます。飯能と秩父は行ったことがある程度
土地勘はないし、何しろ連続殺人事件なので共感もできませんが、
その土地の空気感が伝わってきて想像力が掻き立てられます。
2冊ともどんでん返しが面白い。事件とは関係ない人が登場してい
伏線回収って必要ないと思う。
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