仕事だから、、、
いよいよ4月。今年も新入社員研修の時期になりました。
昨年は満開の桜(散り際)の下での研修でしたが、
今年はまだまだほとんどツボミ。今週の終わりくらいが
満開かな。
そんな新人に伝えたいメッセージを一つ。
「仕事だから、、、」を言い訳にしたり、良心に反することを
しない強い心を持って欲しい。
本当はやりたくないけど、やってはいけないとわかっていても、
「仕事だから、、、」を言い訳にやってしまう人がいますよね。
自分ではあまりいいとは思っていないけれども、気が進まないけど
仕事だからしょうがない。やらなきゃいけないと自分を騙して、
やっちゃわないこと。
それは自分が弱いだけ。「仕事だからやらなきゃいけない」
は、ただの言い訳。だって、強制労働させられている訳じゃ
ないからね。
「仕事だから、、」は、前向きに捉えてやって欲しい。
今までやったことがないことや、難易度が高いことも
「仕事だから」集中してトライしてみると自分では気付かなかった
能力が開花するかもしれないし、やってみたら意外と面白かったり
するかもしれない。
さあ、面白い仕事していこう。
【今週の1冊】
「モダンタイムス」
伊坂幸太郎 著
2008年 講談社
伊坂幸太郎も久しぶり。読み応え十分。
SF的な未来予測的な側面もあり、スマホが登場していないだけで
(iPhone発売2007年)それ以外は、2024年の今でも
感じさせない。
15年間社会は変化、成長していないのか。それとも15年前に読
いたら、現実的ではない物語だったのか。
タイムマシンで過去に戻って読んでみたい。
ともかく、インターネットで世の中、大きく変わりましたよね。
とても大きな変化なのに、社会は混乱をきたすことなく
シームレスにつながっている。生き物と同じなのかな。
流されるな。思考しよう!
新人へのメッセージ第二弾。
今週も新人研修が続きます。
この時期は季節の変わり目で、体調管理が大変なんですが、
今年は特に大変、ですよね。
3月後半の寒さから、一瞬暖かくなったかと思ったら
またまた天候不順。咲き始めた桜もちょっと迷い気味からの
一気に暖かくなって満開真っ盛り!
さて、そんな季節の変わり目の新人研修ですが、
新人に伝えたいもう一つがこの言葉。
「流されるな。思考しよう!」
新人研修では覚えることがたくさん。名刺交換に電話応対。
敬語に挨拶、報連相。時には髪の色や服装や時計まで
チェックされて、社会はそういうものなんだ。と素直な新人は
なんでも吸収しようと目をキラキラさせていますが、
言われたことを覚えるだけでなく、しっかり自分で考えよう。
考えることを止めちゃダメ。
それは本当に仕事をするため大事なこと?
もっと違うやり方があるんじゃない?それ不必要じゃない?
と思考するクセをつけて欲しいのです。
言われたことに疑問を持たずに従うのは楽かもしれない。
自分で考えることはめんどくさいかもしれない。
でも、言いたいこと言って、やりたいことを思いっきりやった方が
気持ちいいし、成果出せるよね。
それで失敗しても、自分で考えてやったことだから修正も可能。
盲目的に言われたことに従うのではなく、しっかりと考えること。
思考した上で、これがいい!と思ったことをやる習慣を身に付けて
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【今週の1冊】
「狐狼の血」
柚月裕子 著
2015年 角川文庫
呉を舞台にした暴力団抗争と警察のドロドロな、そして警察官の生
もう息つかせぬ一気読み。どうしてこんなにも心引かれるんだろう
頭の中は仁義なき戦いの映像が浮かび、それとは違うガミさんが踊
娯楽エンタテイメントとして最高の小説でした。
大好きな映画、「ゴッドーファーザー」のラストシーンを彷彿とさ
エピローグ。
また行きたいところが増えました。小説のシーンを巡る旅。
悪くない。
どこで働くか、誰と働くか
4月の新入社員向けシリーズの第3弾。
4月も第三週に入り、まだまだ新人研修真っ盛りの会社も、
そろそろ配属先への赴任が決まったりと動きがあり、
最初の仕事に向けてドキドキの時期ですね。
最近は「配属ガチャ」なんて言われたり、どこで誰と働くか
必要以上に注目されているけれど、
それは受け入れ側にとっても同じ。どんな新人が来るのか
ドキドキワクワクして待っています。そしてどのように育成しよう
育てていこうか、仕事を覚えてもらおうか、仲間になってもらおう
育成担当はどうしよう、歓迎会とかやった方がいいよね。
最近の若者はそんなの好まないと聞いているし。でも何もないと
寂しいよね。どうしたらいいかな、、と。
確かにどこで働くか、誰と働くかは仕事をする上で大事なこと
ではあるけれど、それは先輩も同じ。
新人はお客さんでも部外者でもなく、その組織を作る重要な
メンバーの一人。
役職や経歴はバラバラでも一人の人がもつ存在感や影響力は
みな同じ。お互いに敬意を持って接して、認め合うことで
働きやすい場が出来上がっていきます。
「どこで働くか、誰と働くか」
「自分はどう働きたいか」ということなんです。
「月と蟹」
道尾秀介 著
2011年 文藝春秋
「さくら」
西加奈子 著
2007年 小学館文庫
今回は2冊まとめて。
道尾秀介、西加奈子ともに数冊目かな。
2冊まとめて書いたのは、同時に読んだということと、
ほのぼの家族(+犬一匹)と少年時代の友情の話。
という近似点があるからと書きたいのですが、
2冊ともサイコパス家族とありえない友情の話であるという
共通点があるから。
どういう意図で書かれて何を伝えたいかは分かりませんが、
近くにこんな家族、こんな友達がいたらとても嫌だな。
だっておかしいもの。ネジが外れているというか、
世界観が歪んでいるというか。
そんなほのぼのあったかい人間関係ではなく、
一皮剥いたら人って怖いよね。というホラー小説でした。
チーム戦
4月も最終週。新入社員へのメッセージの最終回です。
この1ヶ月で学生から社会人へと大きな変化を乗り越え、
今週には初任給が振り込まれ、すぐにGWです。
ずっと研修ばかりで仕事してないのにこんなに給料でるの?
と驚くのも束の間。配属されたら毎日仕事ですよ!
そんな仕事を楽しむために必要な考え方がこれ。
仕事ってチーム戦なんですよ。
会社(組織)の仕事は全てチーム戦。一人で成果を上がるのではな
組織で成果を上げていく。この本質を理解できるかどうか。
チームで成果を上げるには、チームメンバーが個々の強みを思い切
発揮して、「チームとしてのパフォーマンス」を最大限にすること
なので、所属するチームによって期待されること、発揮すべき能力
変わってくるのです。
例えばリーダーシップやプレゼン力。
リーダーシップは全ての人に必要なものではあるものの、
自分が所属した組織にとても素晴らしいリーダーがいたら、
そこで発揮すべきは、リーダーシップよりもそのリーダーを支える
フォロワーシップになってくるだろうし、
プレゼン能力に長けている先輩がいたら、その先輩が使いやすい資
作ることが求められる力かもしれない。
その時々に所属するチームによって、発揮すべき力は変わってくる
柔軟に対応できる可動化が肝になってくるのです。
そんなチームのレベルを上げるのは、チームメンバーが持つ
ベースになる力。それは、知識、経験とチーム貢献の意欲。
ということで、これから来年の新人が入ってくるまでの1年間、
若手というアドバンテージがある3年間でチームに貢献できる
基礎力を徹底的に鍛えることが求められているのです。
会社(組織)はチーム戦である。ということを忘れずに、
チームのために自分は何ができるのか、異なるメンバー構成のチー
なっても自分の力を発揮できるよう、基礎をしっかり固めてね。
【今週の1冊】
今週も2冊まとめて
「孤島パズル」
有栖川 有栖 著
1996年 創元推理文庫
「月光ゲーム(Yの悲劇’88)」
有栖川 有栖 著
1994年 創元推理文庫
世界観に浸るにはまとめて読むに限ります。
先週は有栖川有栖にどっぷり。
今年のGWか夏休みには、どこか離島にでも旅行に行って、
推理ゲームに現を抜かすのも面白いかも。
そのようなツアー、探せばきっとあるでしょうね。
行くとしたら一緒に楽しめる仲間を探さなきゃ。
知らない街を歩いてみよう
本を読むのも好きなのですが、他にも好きなことがいくつかあって
そのうちの一つが知らない街をうろうろすること。
昔から出張の時もできるだけ余裕を持ってスケジュールを立てて、
早めに行ってその街をうろちょろしたり、朝から走ったりしていま
遠隔地の出張や旅行でなくてもいいのです。
関東の地図や路線図を眺めて、まだ一度も降りたことがない駅を見
そこに行って、ただフラフラ歩く。実にこれが面白い。
このGWもすでに2カ所に出かけて、駅の周辺を歩いて公園を見つ
ちょっと座って休憩したり、ただ普通の住宅地を歩いたり、
そのエリアの特産を見つけて食事したり、、、。したいのですが、
観光地でもないので、特産品や名物がない場合がほとんど。
そんな時はどこにでもあるチェーン店に入るのですが、
エリアによって客層が違って会話も違うので結構面白い。
そんなこんなで1週間のGWもあっという間すぎてしまうです。
そしてその経験が意外なところで繋がっていくので、
ますます街歩きが好きになる。
さあ次はどこに行こうかな。
【今週の1冊】
今週はGWの真ん中なので軽い感じで2冊まとめて
「三匹のおっさん」
「三匹のおっさん ふたたび」
有川 浩 著
2009年 文藝春秋
2012年 文藝春秋
還暦を迎えたおっさんトリオが地域の問題をバッサバッサと
解決していく痛快な物語。
そうなんですよ。主人公は還暦を迎えて、仕事を引退して一昔前な
隠居生活でお気楽生活の好々爺のじいさんたち。
いや待て、同い年じゃん!とツッコミながら
GWの仕事の合間に読むにはうってつけのストーリーでした。
この主人公が活躍するような商店街住んだことないのに
状況がありありと浮かぶって、有川 浩はさすがですな。
また図書館戦争読んでみよ。
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